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患者の目
某薬局で医療面接研修に模擬患者(SP)として参加しています。
患者役を演じて分かることがあります。
それは、患者さんは服薬指導している薬剤師の手元が気になるということです。例えば、服用について薬袋に書いてある“食直前”の意味、食事の何分前に飲めばよいのか、飲み忘れたらどうすればよいのかなどの疑問が湧いてきます。
薬剤師さんは一生懸命、笑顔で目を見て話をしていただいているのですが、私の方は手元ばかりが気になります。結局、食直前についての説明が薬剤師さんからなかったので、私の方から質問しました。
ここで感じたことは、患者さんの身になって考えることの大切さです。説明をすることに一生懸命になりすぎてはいないか。これは採用活動でも同じことが言えます。学生さんや薬剤師さんの立場になることを忘れないようにしていかなくてはいけないと再認識しました。
厚生労働省より薬剤師の行政処分に関する検討会の議事録が公開されていました。これからの薬剤師は、リスクを背負って患者さんや医師に対面していかなくてはいけない時代になったことを再認識させられる報告です。
*厚生労働省:薬剤師の行政処分の在り方等に関する検討会第2回資料
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先生
こどもの自殺が頻発しています。
その都度、学校の先生の記者会見の模様がテレビで流されますが、その姿を見ていると、“先生”の意味を考えてしまいます。
“先生”の言葉がとても軽く感じる今日このごろです。
同業種で先生と呼び合うのは、代議士・教師・弁護士・医師・薬剤師などです。看護師さんは何故先生と呼ばれないのでしょうか。
特に、薬剤師の場合は患者さんや一般の人から“先生”と呼ばれることがどれくらいありますか?
もう一度“先生”の意味を考え直してみる必要があると思います。
先生:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2007春卒薬学生就職活動最後のチャンス
4年生のみなさんは卒業試験、卒論作成、国家試験勉強などの対策に入られているでしょう。
また、病院への就職活動もピークの時期です。
この時期を逃すと国家試験後の就職活動になってしまいます。
国試後の就職活動は4月1日入社を考えると期間が短すぎて判断を間違えることに繋がります。
薬局や病院へエントリーされている方で就職先を決めていない方は11月くらいまでをメドに活動を再開されることをお勧めします。
再度、薬局の話を複数社から聞きたければ、秋の合同会社説明会を各地で行っているエージェント(ファーマウェブjp)がありますので参加してみてください。
また、現在3年生の薬学生については今からが就活スタートです。業界研究のためにも合同会社説明会に足を運ばれてはいかがでしょうか。
業界情報 【日医】医療度低い患者は介護で‐療養病床への対応を要望 2006/10/28 薬事日報
脳梗塞治療薬で48人死亡 5人は適用外使用 2006/10/28 朝日新聞
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EBM(エビデンス)
最近、医学部のカンファレンスなどに参加させていただくことが多くなったこともありEBMやエビデンスという言葉を良く聞きます。 薬学の世界でも臨床薬剤師を目指すための大学カリキュラムがスタートし、EBMの必要性が言われるようになりました。 ただ、現在の調剤薬局での業務を見ていると、このEBMについてほとんど認識されていないように感じます。 これからは医療者を目指す薬剤師にとってこのEBMの実践は避けられないと思います。 6年制の薬学生は別としても、現在、薬局や病院で活躍している薬剤師、4年制の薬学生はこの考え方を自分たちで習得していく必要があると思います。
Evidence Based Medicine とは Evidence Based Medicine(EBM)とは、個々の患者のケアについての意志決定の場で現在ある最良の根拠《evidence》を良心的に、明らかに理解したうえで慎重に用いることであり、その哲学的起源を19世紀中頃のパリやそれ以前にさかのぼることができます(Sackett DL, 1996)。EBMの実践とは系統的な研究や臨床疫学研究などより適切に利用できる外部の臨床的根拠とひとりひとりの臨床的専門技量を統合することを意味します。臨床的な診断や治療はともすれば個人の経験や慣習に左右されることがよくあります。また、単に動物実験より類推した論理や権威者の意見により考察されることもあります。しかし、これらの方法が的を射ているのであればよいのですが、しばしば何の根拠もなく行われているために、ひとりひとりの患者にもっともよいものとならないこともあります。これは患者さん個人に不利益であるばかりでなく、医療費の高騰や社会資源の無駄となることも多々あります。言ってみれば、EBMはこれを回避するために、知りうるかぎりの疫学などの研究成果や実証的、実用的な根拠を用いて、効果的で質の高い患者中心の医療を実践するための事前ならびに事後評価の手技であり手段であります。よい医師とは豊富な臨床的経験と利用しうる適切な根拠の両方をうまく用いることができる能力を兼ね備え、患者本人のためを常に考え危険を避けるように努力している者と言えます。臨床的専門技量は経験に基づく医学のArtの部分であり、外部の根拠を基にした批判的検証評価はまさにScienceの部分であるといえ、このArt & Science の両者があってはじめて最良の医療ができるのです。ここにEBMの果たす重要な役割があると言えます。 「人生は短し、学術は長し。」(Vita brevis, Ars longa)で知られるヒポクラテスの箴言の続きにも「Experientia fallax, Judicium difficile(経験は欺く、判断は難しい)」とあります。EBMがその解決の糸口になるものと願っております。
Evidence Based Medicine の手順 EBMの実践とは自分の受け持つ患者のケアをするうえで必要となる診断や予後、治療法、その他の臨床あるいは保健上の問題についての臨床的に重要な情報を生涯にわたり自己研鑽する過程のことです。EBMの実践は以下の手順で行います。 1.臨床上の情報を必要とする問題を回答可能な質問に変える。(患者の問題の定式化) 2.その質問に答えるために最とも効率的な方法で、理学所見や臨床検査、文献、その他の情報源のいずれかより最良の根拠(evidence)を追求する。(能率的で質の高い情報収集) 3.妥当性(真実への近似)や有用性(臨床的応用性)という点でその根拠を批判的に検証評価する。(情報の批判的検証評価) 4.この評価の結果をわれわれの臨床的専門技量と統合し、実地臨床にその結果を応用する。(情報の患者への適用) 5.自分たちの実行したことを事後評価する。(研究課題の抽出) 以上(日本大学医学部公衆衛生学教室ホームページより抜粋)
業界情報 【薬価改定】見送りの公算高まる‐次回に「07年度改定」に結論 2006/10/27 薬事日報
後発薬、医師と消費者で意識に差・公取委調査 2006/10/27 日経産業新聞
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薬剤師の任務
薬学生に「薬剤師って何をする人?」と質問すると、その答えの内容で将来に対しての心構えが良く分かります。 その多くが“調剤をする”“薬の副作用情報などを患者さんに伝える”“医師が書いた処方箋の間違いを見つける”という答えが帰ってきます。
是非もう一度医療法及び薬剤師法を読んでいただければその答えは見えてくると思います。
薬学生の進路で研究・開発・MR・病院・調剤薬局・ドラッグストア等色々な職種があると思いますが次の法文を頭の中に入れて将来を見据えると実は、職種や職場はそれを実践する手段となります。
薬剤師法(薬剤師の任務) 第一条 薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
医療法 第1条の2 医療は、生命の尊重と個人の尊厳の保持を旨とし、医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係に基づき、及び医療を受ける者の心身の状況に応じて行われるとともに、その内容は、単に治療のみならず、疾病の予防のための措置及びリハビリテーションを含む良質かつ適切なものでなければならない。 第1条の4 医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、第1条の2に規定する理念に基づき、医療を受ける者に対し、良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならない。 2 医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない。
今日のニュース セルフMに関連する科目‐薬科大学の8割弱が教育に導入 2006/10/26 日刊薬業
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医師と薬剤師
今回もあるお医者さんのお話です。
医療機関で痔と診断を受けた若い女性の患者さんが処方箋を持って調剤薬局に来ました。
処方箋を見ると明らかに痔に効果のある薬です。
薬剤師が一言、「今日は痔の薬が出ていますね」
それ以降、この患者さんは2度とその薬局に来なくなりました。
別の医師の話です。
医師は、病院を退職するときには必ず担当していた患者さんの情報について、次を引き継いでくれる医師に申し送りをしないと退職できない。
薬剤師さんはいいよねー。辞めたいと思ったら直ぐ辞められるから(何故自分の患者さんのことが気にならないの?)。
もう一つ、
ある開局薬剤師から直接疑義照会の電話が医師にあり、突然、「先生、この薬の使用方法は間違っています」
温厚な医師でもムッとするよね。
… もちろん医師の誤解の部分があることもあるでしょうが、同じ医療者なのに、医師と薬剤師には根本的な感覚の違いがあるのでしょう。しかし、患者さんの病気を治すという目的は同じはず。もっと患者さんの為にはという気持ちが表に出ないかなと思います。
今日のニュース ジェネリック医薬品、普及進まず 厚労省が聞き取りへ asahi.com 2006/10/24
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医師の言葉
先般、ある医師からこんなことを言われました。
「薬剤師さんって病名を言っちゃって困るんだよねー。痔の薬ですだとか、今日は糖尿病の薬が出ていますねとか」
たしかに、薬剤師は診断ができないと法律には書いてあります。 それでも前述のような言葉を言ってしまうということは薬剤師は患者さんとの問診で病名を把握せず、薬や処方箋で病名を把握しようとしているからだと思います。
よく、調剤薬局では処方箋に記載があるのは薬名だけだから病名が特定できない。院内ではカルテが見れていいよねという言葉を聞きます。
また、薬局では検査データが見れない。病院では見ることができるからしっかりした服薬指導ができるという言葉を聞きます。
でも、良く考えてみてください。医師は何を根拠に診断を下していますか?問診と所見である程度診断名を特定して検査でエビデンスを得るという形、つまり自分で疾患名を想定してそれに対して証拠固めをしていくという流れですよね。
ということは薬剤師は処方箋という、ある程度疾患が特定できる材料を持っているわけですから、あとは問診で証拠固めをしていく、検査データも患者さんから病院で聞いた数値を聞くことができれば把握ができます。
できない理由はできる理由を探せないときの言い訳ではないかと思います。
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就職ガイダンス
久しぶりの更新です。これからは更新頻度を早くするために業界情報を掲載しないこともあると思います。ごめんなさい。 先日、某大学(薬学部)の3年生全員(200名弱)を対象とした就職ガイダンスで約1時間話をしてきました。 3年生はこれから就職活動ということで皆さんとても熱心に私の話を聞かれていました。 今回のガイダンスで、特に強調したかったのは、業界を知ることと何故自分が薬学部に進学したか、薬剤師になろうと思ったかを振り返ることです。 就職活動をするときに学生の思い込みが多くあります。 例えば、調剤薬局に就職したら将来の独立の道が開けるなどということです。調剤薬局を開くには処方発行医療機関の存在が必要です。現実には門前薬局やマンツーマン薬局でないと一定の処方箋応需は期待できません。つまり、医師とのつながりを持っていることが調剤薬局開設の必要条件になります。 ということは、医師と知り合う為にはMRという選択がある意味有利ということになります。 このように、理想と現実のギャップが大きいのが就職活動です。薬学生のみなさんは是非そのような意味でも業界研究を徹底して行っていただきたいと思います。
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